保育士転職

子どもの怪我が怖い!保育士を辞めたい時の対処法

「子どもの怪我」が理由で辞めるのっておかしい?

そんなことは、ありません。

保育士求人ナビから引用(https://hoiku-navi.com/guide/tensyoku

実は、「事故への不安」転職を決意した理由の1位というデータもあります。

私も子どもの怪我がトラウマになり、耐えられなくなり辞めた1人です。

この記事は、「園児の怪我で辞めたくなった時」どうしたらいいのか、まとめた記事です。

こんな人におすすめ
教える男性教員のイラスト(中年・老年)
  • 園児の怪我が怖い
  • 保育士を続けられる自信がない
  • 怪我について、どのように考えていけばいいか知りたい

保育士を辞めたい理由

悲しむ女性ビジネスマンのイラスト

「辞めたい理由」ランキング上位にあがるもので言えば、やはり「人間関係」「勤務時間」「給料の低さ」。

そして、辞めるタイミングで言えば「結婚」「出産」「引っ越し」などが多い、保育士業界。

そんな中、私は「適応障害」で辞めました。

適応障害になった理由は、精神的な疲れ、体力的に持たないなど・・

複数の理由がありますが、大きな理由の一つとして「園児の怪我が怖い」というものでした。

>>7年目保育士が適応障害?休職から退職までの体験談

子どもの怪我が耐えられない瞬間

子どもと保護者に申し訳ないと思う気持ち

困る女性ビジネスマンのイラスト

やはり一番は「申し訳なさ」です。

痛い思いをさせてごめんなさい。大切な子どもに、怪我をさせてごめんなさい。

しかし、こう思える保育士は、真面目に子どもを見守っている証拠です

怪我をさせないように、一生懸命活動を考えて、環境を設定して、声を掛け合いながら保育士で見守る・・。

それでも、子どもも生きているので怪我をしてしまう。

一生懸命考えたのに。

一秒も目を離さず見ていたのに。

どうして!なんで!いつしか、自分を責めるようになっていました。

全国で起こる子どもの事故のニュース

目のイラスト

保育士は子どものを守る仕事。

毎日毎日保育士さんたちが、子どもを守ろうとしている中で、悲しい事故が起きているのも事実です。

その理由も様々ですが、大きな事故が起きてしまったら、もう取り返しはつきません。

保育士は、大事で、必要な業種・・でも、あまりにも抱えるものが大きすぎる

私は、その覚悟が足りなくなったのかも知りません。

上司への説明が辛い

大量の情報を浴びる女性のイラスト

子どもの怪我に理解のある園は、もちろんあります。

「子どもは転んで歩き方を知っていく」そんなことを言ってくれる上司もいます。

しかし、今のご時世「怪我はさせるな」「どうして、怪我したの」「見ていたの?」と責めてくる上司もたくさんいます。

小さな怪我でも、過剰に反応されてしまい、「いつもあの先生が見ると、怪我が多いよね」と陰口を言われることも・・

すでに反省をしている中・・

さらに責められる辛さは相当です。

保育士の働く環境に耐えらえない!

怒る若い女性のイラスト

命をまもる保育士のはずなのに、保育士対子どもの人数も、変わらないまま。給料も低いまま・・

正直、保育士って大切にされていないな

求められることは多いのに、この働く環境厳しいまま・・

これらも、保育士を続けられなくなった理由のひとつです。

保育園として事故防止のためにできること

授業で講義をする女性教員のイラスト

怪我はもちろん園全体で、少なくしていかなくてはなりません。

  • ヒヤリハット報告書などで、保育中「危なかった!」と思うことを園全体で共有
  • 戸外・散歩コース・保育室などの危険な箇所を共有しておく
  • 事故が起こったら、反省会や話し合いを行う
  • 事故報告書にて、同じことを起こさないように記録として残しておく

このようなことは、事前に行えることができます。

むしろしておかなければ、いけません。

※ヒヤリハットとは?

怪我がなくても、「ヒヤリ」「ハッ」となり、事故に繋がりそうになること

「ハインリッヒの法則」というものがあり、実際の経験から導き出された法則のひとつ。

重大な事故1件が発生する背後には、29件の軽傷の事故があり、さらその背景には300件のヒヤリハットがあると言われています。

このような対策が行われていない園は、怪我の対策は大丈夫かな?

ヒヤリハットを見逃して、重大な事故が起きないかな?と心配になります。

【トラウマ】怪我をさせない保育を続けた末路

あまりにも「怪我をさせるな」と言われると、神経をとがらせて、ずっと子どもの動きを「みはる」ようになります。

外でも、子どもたちと一緒に、のびのび遊べなくなります。活動も、怪我をしづらいものになりがち。

そして、そんな保育を続けていくうちに、子どもの小さな怪我にも耐えられなくなりました。

涙が出そうになり、心が持たなくなっていることに気づきます。

\私の体験談/

転倒の怪我のイラスト

ある日の戸外遊び。

いつも通り、怪我がないように一生懸命見ていた時でした。

子どもが転び、「ゴンッ」という音がしました。(結論子どもは、看護師にも見ていただき大丈夫だったのですが・・。)

怪我をした時の光景・音が、自分の頭の中から離れず

その瞬間「あ、わたし無理だ。」と思いました。

あの時、打ちどころが悪かったら・・

あの時、もっと勢いがあったら・・

そんな悪い考えが頭から離れず、職場を離れることとなりました。

私は、何年も保育士をやっているので、怪我を見たのは初めてではありません。心も正常ではなかったと思われます。

腹痛のイラスト(大)

今でも、街中で子どもを見ると、大けがをする考えが浮かび、気持ちが悪くなります。

街中で、保育園のお散歩を見ると吐き気がします。

子どもが怪我をした時にしてはいけないこと

子どもの怪我を軽く見ない

倦怠感を心配する人のイラスト(赤ちゃん)

一人ひとりの、大切な

見た目では、大丈夫そうに思えても、脳内で出血している可能性もあります。

後から、急変することがあります。

体の中のことは、分かりません。

小さな怪我でも、看護師や上司に相談。必要であれば、医者を受診しましょう。

絶対に嘘をつかない

困る女子学生のイラスト(中学生・高校生)

怪我はなるべく、見たくないものですが、どんなことがあっても、はついてはいけないし、見て見ぬふりをしてはいけません。

いいことはないし、必ずばれます

速やかに、対処して謝りましょう!

起きてしまったことは、戻せません。

そこからの対処が大切です。そして、今後の信頼関係にも繋がっていきます。

どうしても怪我が耐えられない時は?

怪我に理解のある保育園に転職する

人間関係のイラスト(失敗・慰める)

保育園によっては方針や考え方は様々

どの園も、大きな事故を起こさないように、徹底しているはずですが・・

「怪我はさせるな!」というだけの上司もいれば、しっかり指導して見放すことなく、正しく対応してくれる園もあります。

園の説明会で保護者に「園での怪我の考え方」について、話してくれるところもあります。保護者も「子どもは園で怪我をすることもあるのね。でも、その時はこんな風に対応してくれるのね。」と知っていてくれれば、保育士の心の在り方も変わっていきます。

そんな園を、紹介してもらうことも一つの手です。

>>経験者に学ぶ!保育士転職エージェントの選び方と転職ポイント

保育士を辞めて他の業種に転職する

万能なビジネスマンのイラスト(女性)

怪我が耐えられなくなった時は、退職して、他の業種に変えることも一つの手です。

私、今は退職して少し心を休めて、パソコンで文章を書く仕事をしています

保育士時代、沢山の文章を書いてきたので、書くことには抵抗はありません。保育士が出来なくなって、辛い気持ちでしたが、仕事は保育士だけではないですよ。

辞めたくても辞められないときは、退職代行で、上司に会わず辞める方法もあります。

>>保育士資格を活かした一般企業就職7選!元保育士が徹底分析

窓際のベットで眠る人のイラスト

「心の状態がおかしいかも・・」「なんか夜寝れない・・」など、適応障害や、うつ病が疑われる場合は、こちらの記事がおすすめです。

【体験談】保育士に多い適応障害って?鬱との違いも解説保育士もなりやすい適応障害について、症状・うつ病との違い・病院・休職・その後についてなどをまとめています。私も適応障害を体験して、こんなまとまった記事があったら良かったなという思いから書いています!...

実際に退職して

ひまわり畑のイラスト

退職して、良かったと思っています。

心の病気で職場を離れましたが、あのまま働いて、大きな事故を目の前にしていたら・・

おそらく一生立ち直れなくなったと思います。

辞めたことで、職場には迷惑をかけましたが、今は一生の後悔をする前に離れることが出来て良かったです。

>>最大28か月手当を貰って休む方法はこちら

園児の怪我についてまとめ

木の下で眠る人のイラスト
  • 「怪我が怖い」という理由で、保育士を辞めたい人も沢山います。その気持ちを、おかしいを思わずに、心に素直になってください。
  • 怪我が起こらないように、園で事前の対策をしましょう。
  • 怪我が起きた時は、嘘はつかない。怪我を軽く見ない。それは、子どもの為でもあるし、自分の為でもある。
  • 耐えられなくなったら、無理せず、保育士から離れる選択肢を考えましょう。

保育士さんだって、人間

仕事も大切だけど、自分の心に素直になって、大切にしてあげて下てくださいね!

大丈夫。あなたは、おかしくないんですよ。自分を大切に出来るのは、自分です。

怪我が起きないように、対策をしっかりしている園はあります。

また、保育士の配置人数よりも多くして、手厚い保育を実現させている園もあります。

もしも、働く環境を見直したい時は、自分に合った「働きやすい環境」を知っておくことが大事です。

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