疲れがとれない・・
やる気がでない・・
「風邪を引いているわけでもないのに、体調が悪い」「好きだったことすらやる気が起きない」そんな症状はありませんか?
もしかしたら、適応障害かもしれません・・
保育士さんは職業柄、適応障害が多いと言われています。
体や心に変化が現れた方は注意です!
\こんなことが分かる/
- 適応障害について症状
- 適応障害・うつ病との違い
- 適応障害が疑われたときに取るべき行動
- 精神科・心療内科の違い
- 休職中の注意点
私も適応障害の経験があります。
その経験をもとに、記事をまとめています。
※個人の体験談の為、参考程度に読んでいただけると幸いです。
保育士は適応障害になりやすい?
対人関係のストレスが多く、常に気を張っていなくてはいけない保育士。
業務の多さや、人間関係のストレスからうつ病や適応障害になりやすいと言われています。
適応障害とうつ病との違いってなに?
現代人にとって身近な病気となっている適応障害。
病気と聞くと、遠い存在のように思えますが・・
実は、誰にでもなる可能性があります。
実はうつ病と同じように思われますが、症状に違いがあります。
\ 表にまとめてみました /
うつ病 | 適応障害 | |
---|---|---|
原因 | 発症の引き金がないことが多い | 発症の引き金が必ずある |
傾向 | ストレスから離れても、すぐには良くならないことが多い | ストレスから離れると、良くなることが多い |
仕事が休みの日 | うつ状態の時は、休日に楽しいことがあっても楽しめない | 楽しいことがあると、楽しめることがある 休日は日常生活が送れることも多い |
薬 | 薬が効く | 薬があまり効かない |
適応障害のこんな症状には注意!
ストレスから下記のような症状が現れることがあります。
気持ち | 気分の落ち込み 意欲の低下 不安感 イライラ感 強い焦り 集中力の低下 |
体の症状 | 頭痛 めまい 腹痛 体がだるい 起き上がれない 肩こり 食欲不振 疲れやすい |
私も、強いイライラ・気分が落ち込み、意欲低下、不眠症などの症状が見られました。
体がだるく、起き上がれないほどの疲れを感じて辛かったですが、日常生活が送れる日もありました。
また保育士さんは
- 仕事のミスが増えた
- ため息が止まらない
- 子どもがかわいく思えない
- 笑顔が減った
- イライラする時間が増えた
などの症状に注意です!
私は、気持ちの不安定さから「子どもを見ること自体」が怖くなりました。
>>怪我が怖くて「子どもを見るのが怖くなった」保育士を辞めたい時の対処法
適応障害が疑われたときは?
メンタルチェックをしてみる
仕事をするのに、疲れるのは当たり前。
「でも、なんかおかしい気がする。」
そんなきっかけでも、十分です。
スマホで 「うつ チェック」などで、検索してセルフチェックを行いましょう!
いくつか項目に答えていくと、うつの度合いを出してくれます。
その結果で、一度考えてみましょう。
結果に「うつの傾向がある」「病院でみてもらいましょう」と出た場合は、病院に行って専門医に見ていただくことをおすすめします。
信頼できる人に相談する
もし、自分の周りに信頼できる方がいるならば、自分の今の状況を話してみましょう。
信頼できる人ならば、いつもとの違いにも気づいてくれるので、適切なアドバイスをしてくれるはずです。
信頼できる人がいない、話したくない気持ちが強い場合は、病院に行きましょう。
私も、誰にも話さず病院に行きました。
仲のいい友達はいましたが、理解してもらうのは難しいと判断したからです。
専門医に相談してみる
不安な時は、精神科や心療内科に相談してみましょう。
はじめていくときは、「私がいっていいのかな」「もっと症状が重い人が行くんじゃない?」とためらっていました。
でも、一度足を運んでみると、沢山の人が、待合所で座っています。
みんななにか悩みを抱えているんだな・・とホッとしたことを覚えています。
心療内科と精神科の違い
心療内科も精神科も同じように「こころの病」を治療するところです。
精神科
心の病の症状が「心」に現れる病気を見る
心療内科
心の病の症状が「身体」に現れる病気を見る
心の症状がはっきりとある場合には精神科を受診がおすすめ。しかし、実際は心・体にも症状が現れることは多いです。
診療科目に心療内科・精神科の両方を含んでいる病院への受診することで、自分の症状に合う方へ、すすめてくれますよ。
私は、はじめ「疲れやすさ」が強く出ていたので、心療内科へ受診しました。
以前は、原因が分からず、内科を受診し、血液検査で異常なしと診断されたこともあります。同じようにそれでも、身体の不調が治らない場合は、一度心療内科を受診してみた方がいいと思います。
適応障害と診断されたら
お医者さんのアドバイスを受け止め治療に専念しましょう。
休職をすすめられる可能性もあります。
仕事をしている方は、悩まれるかと思いますが、 ストレス性の疾患ですので、ストレス因から遠ざかるということが最も効果的です。
休職中、傷病手当金というお金を貰える制度もあります。
私は、数か月休職したのち、働き方を改善したくて退職を選びました。
とにかく、休むことが一番です。
休む権利は誰にでもありますし、回復の一番の近道ですよ。
休職中の注意点
休職なんて、はじめて・・
どうしたらいいの?
急な展開で頭が混乱する。
その気持ち良く分かります。
休職中は特に、生活リズム・罪悪感・不安感が課題になってくるかと思います。
休職後の選択
体や心が元気になってきたら、今後どうしていくのか悩みますよね。
- 復職
- 転職
- 退職して休む
3点からお話しします。
復職
もし、元気になってきて同じ職場で働いてみたい。と思った方は、病院の先生と話し合って、復帰の日にちを話し合いましょう。復帰の仕方も、フルタイムで戻る方法だけでなく、時間や日にちを減らして働く方法があります。体調に合わせて相談してみましょう!また、パートになる選択肢もあります。
お医者さんに、相談して今後を決めていきましょう。心は、目に見て分かりづらい病気です。自己判断は危険です。
転職
適応障害の場合、ストレス元から離れると、良くなっていくことがあります。
もし、復帰することに不安がある時は、転職もおすすめです。
復職して、もう一度体調が悪くなったという声も多いからです。
ストレスだった業務・人から離れられるなどの、環境の変化が見込めるならばいいですが、もしも復職しても、変わらないようでしたら、よく考えたほうがいいと思います。
まずは、働きやすい環境に環境を探すために、保育士を大事にしてくれる保育園を探しましょう!詳しくは、「保育園の見極め方!保育の質が高い働きやすい環境を知ろう」の記事をお読みください。
退職して休む
まだ、しばらく治療に専念したい場合は、思い切って退職して、職場との繋がりを失くすことをおすすめします。
一番大切なのは、自分の体です。
ゆっくり準備をしてから、働きだしてもいいのかもしれません。
辞める勇気がない方は、退職代行もおすすめです。
仕事が決まるまで、失業手当というお金を貰える制度もあります
>>最大28か月手当を貰いながら、休む方法はこちら
最後に
適応障害は、誰にでも起こりうる病気です。
ストレスを抱えて頑張ってきてしまったからこそ、なってしまった「こころの風邪」
自分を責めず、まずは沢山褒めましょう!
ゆっくりと悩んで、良い選択が出来ることを祈っています!
適応障害で、仕事を続けるか迷った時の選択肢は、3つ!
- 休職する
- 退職する
- 働く環境を変える
②退職する場合は、「最大28か月!退職後に傷病手当金と失業手当金が貰える制度があります」という記事を読んで、手当金の制度を活用しましょう!
③働く環境を変える時は、まず自分に合った保育園を知っておきましょう!詳しくは、「保育園の見極め方!保育の質が高い働きやすい環境を知ろう」の記事をお読みください。
\励みになります/
にほんブログ村