※こちらの記事にはプロモーションが含まれていますが、筆者の体験に基づいて心からおすすめしています。ぜひ参考にしてみてくださいね。
あなたは、保育士歴何年ですか?
保育士と言っても、様々な経験年数の方がいます。
悩みや、苦しみも違うもの・・
どうして、先輩は分かってくれないの?
なんで、あの子はこんなことも出来ないの?
同じ職業なのにどうしても分かり合えない問題
新人にもベテランにもそれぞれに悩みがあります。
この記事で、その溝を少しでも埋められたら幸いです。
また、現在辛くて苦しんでいる保育士さんが、未来に見通しを持てるお手伝いが出来たら嬉しいです。
下に添付してある東京都保育士実態調査報告書では、令和元年の「保育士の退職理由の調査結果」がまとめられています。
退職理由で、最も多いのは「職場の人間関係」という納得の結果です。
2番目以降に多い、職場の人間関係・給料の低さ・仕事量の多さもよく話題に上がりますよね。
また、平成28年及び平成29年社会福祉施設等調査では、「保育士の経験年数」が調べられました。
保育士の経験年数は短い方が多いという結果が出ました。8年未満の保育士がなんと、約半分です。
8年未満の保育士が約半分を占めているものの、各経験年数の保育士がいるのも事実です。
保育士が心地よく働けるために、保育士歴ごとの悩みを見ていきましょう!
※人それぞれ悩みはありますが、よくあげられる悩みをこの記事では取り上げています。
保育士が大変に思う瞬間(勤続年数に応じて紹介)
\5つのレベルからお話しします/
※年数はあくまでも、目安です
実習生(保育士見習い)
何もかもはじめての自習生。
「子どもが好き」「家庭的な保育園で働きたい」そんなことを夢見て、ワクワクしながら保育士の資格をとるために勉強。
教科書や、聞いた情報、過去の記憶(自身の小さい頃)を頼りに、保育園での生活を想像するものの・・想像とあまりにかけ離れた実習に、苦しむことも・・
日誌で睡眠時間が少なく、実習が1番辛かったという保育士もいます。
でも、子どもたちが何よりも可愛い。
対策:保育園のリアルを知ろう
保育士を目指したきっかけが「子どもを好き」というのはOKです。しかし、実際に保育士をするにあたっては、「好き」という気持ちだけでは乗り越えられないこともあります。
保育士資格を取っても、他業種を選択する人も少なくありません。「保育士でやっていけるかな?」と悩む人は、ボランティアで園に行かせてもらうのも一つの手です。実習と違い、じっくりゆったり保育の仕事を体験できますよ。
新人保育士(1年~2年)
実習生と数ヶ月しか違わなくても、大きな差です。
なぜならもう給料を貰って「先生」という職業についているからです。
社会人としての責任が発生します。
慣れない業務。覚えることも山のよう。仕事も終わらない・・
先輩や保護者、子どもとの関り方も難しい・・
子どもの命を預るという責任の重さを実感する。
頑張りたいのに、空回り。上手くいかない日々に枕を濡らす日々。
対策:目の前の出来ることをこなしていこう!
「私なんか・・向いてない・・」「失敗が怖い」その気持ち痛いほどに分かります。しかし、ベテランの方も園長も、みんな失敗を繰り返してきているからこそ、パワーアップできたのです。
先輩も「完璧」は新人に求めていません。でも、責任感や当事者意識を持って、素直に話を聞きましょう!ホウレンソウ(報告・相談・連絡)は忘れずに!必ず芽が出ます!
中堅保育士(3年~7年)
やっと、保育に慣れてきたところなのに、リーダーを任される時期です。
先輩に頼られ、後輩に相談され、板挟みの時期。
自分のことも、後輩指導も上手くいかない日々。
以前よりも自分の時間がとれなくなることも・・
でも、保育が少し楽しくなってくる時期。
新卒から続けてきた人は、結婚や、他にやりたいことを見つけて、他業種に行く人もいる。人生についても悩む時期。辞めていく人も少なくありません。
対策:信頼できる人を頼ろう
板挟みの時期で、苦しむことも多いので、信頼できる人が側にいると心強いです。ここまで、続けているあなたなら、環境次第で保育を続けられるかもしれません。
中堅になっても、はじめてのことも多いです。辛い時は素直にフォローを求め、1人で抱えすぎないようにしましょう。
もし環境で悩んでいる時は、働きやすい環境の株式会社の保育園なんておすすめです。私もこの時期に転職しました!
ベテラン(10年~)
主任・副園長・園長など、役職につき、責任がのしかかってくる時期。
私は2人の園長先生に聞いたことがあるのですが・・
園では変わりなく見えますが、どちらも「夜なかなか寝れないときもある」というほど、責任がかかるポジション。
後輩への指導でも、悩むこともあるかもしれません。後輩の相談を乗ることももちろんのこと、各クラスの保育士が上手くいくように気を張る必要があります。
園を守り、正しい方へ導く必要があります。
また、家庭を持っている方も多いので、両立に苦しくなる時期でもある。
神様(???)
神様レベルにもなると、長く園長などされているかもしれません。また、パートタイムでの勤務で、保育園を支えて下さっているかもしれません。
はっきり言って、この業界で長く勤めるのは、凄まじいことです。
保育士は、体力的にも精神的にもハードな仕事。よほど、保育への熱い思いがあるのでしょう。
神様にいうことはありません・・
尊敬しています。
心地よい人間関係をつくるコツ
それぞれのポジションで、悩みが変わる保育士。
園内での人間関係が上手くいくポイントを3つご紹介します。
\3つのポイント/
- こまめにコミュニケーションをとる
- 価値観の違いを受け入れよう
- 苦手な人とは無理に仲良くなる必要はない
こまめにコミュニケーションをとる
日々のコミュニケーションの積み重ねが、信頼関係を作ります。
子どもたちの命を預る保育士の仕事ではなおさらです。
保育士になりたての方は、特に「話しかけるのが怖いから・・」「忙しそうだから・・」と声をかけずにいることで、大事故に繋がることもあります。
価値観の違いを受け入れよう
他人なので、考えが違うのは不思議なことではありません。
園の方針や、保育指針などからそれるのは、良くないですが・・
「そんな考えもあるのか!」と、まずは受け止めることが大事です。
いろんな保育士の意見が飛び交う園は、さらに良くなっていくはずです。
苦手な人とは無理に仲良くなる必要はない
保育士も人間。誰しも苦手な人がいます。
そして、職場での付き合いなので、全員仲良しである必要はありません!
必要なコミュニケーションはとりつつも、上手く距離をとりましょう。
関係で迷う時は、主任や園長など信頼できる人に相談をおすすめします。
保育士として「自分らしく」働いていく
人気書籍「嫌われる勇気」の中でも、アドラーが「すべての悩みは対人関係の悩みである」と言っています。
それほど、人間関係の悩みは大きいのです。
あまりにも、環境が良くない保育園ならば、園を変えるのも一つの手ですが、「人間関係の悩み」はどんな場所でも、仕事でも少なからず出てくるようです。
それでも、「働きやすい環境」は存在します!
ここまで読んで下さったあなたが、自分にあった環境で力を発揮できることを祈っています。